韓国ドラマ「九尾狐伝」クミホ伝には裏設定があった! ネタバレあり

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九尾狐伝(クミホ伝)公式ポスター イ・ヨン イ・ドンウク ナム・ジア チョ・ボア
画像引用:tvN 九尾狐伝(クミホ伝)
韓国ドラマ九尾狐伝クミホ
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こんにちは。

「九尾狐伝」に出てくる九尾狐(英:tale of the nine tailed)は韓国では有名な存在です。

このドラマには九尾狐以外にも色んな民話のエピソードや妖怪が出て来ました。

ドラマを2倍楽しむために「九尾狐伝」の裏設定と韓国の伝説や妖怪について、OSTも一緒にご紹介します。

「九尾狐伝」に裏設定があった?

公式サイトのインスタグラム(tvndrama.official)には「九尾狐伝」に出てくる用語やドラマのビハインドhttp://tvndrama.official設定(裏設定)についても紹介されています。

裏設定、なんでドラマの中で言ってくれなかったの~と思うほどの内容なんです。

企画段階から放送まで2年7か月かかったそうで、それだけ念入りに準備されていたということですよね。

また韓国の伝説をあらかじめ知っておくとドラマの理解度がアップしますので、ドラマがもっと面白くなること間違いなしです。

一番有名なところではトッケビとチョスンサジャ(あの世の使者)

画像引用:tvN

韓国で有名な妖怪といえば・・・。イ・ドンウクも出ていたドラマ「トッケビ~君がくれた愛しい日々」にはトッケビとチョスンサジャ(死神)が登場しました。

トッケビは日本では鬼が一番近い存在だと思います。

チョスンサジャは死神と訳されていますが、韓国語を直訳すると「あの世の使者」

昔の黒い韓国の服に帽子をかぶっています。

「九尾狐伝」にトッケビはでてきませんが、第1話でジアが作っている番組「都市伝説を探して」の掲示板にヨンが「チョスンサジャの衣装はそんなんじゃない」と書き込んだと言っています。

そりゃ詳しいですよね・・・。以前(のドラマで)はチョスンサジャだったんですから・・・

モクチャンスンのお礼返し

画像引用:tvN

第1話でジアがバスに乗ろうとした時に酔っ払いのおじいさんに足を掴まれてバスに乗れませんでした。

ジアはおじいさんの家まで背負って歩くのですが、「何でこんなに重いの・・何も聞こえないし」と言っています。男の人を背負えるジアもすごいですけど・・・。

集落の入り口にある木のところでおじいさんが「ここでいい」と言うのでジアはおじいさんをおろしました。

ジアはバスを追いかけるためにタクシーを捕まえますが、振り返るとおじいさんはいません。

タクシーの運転手に聞くと「さっきからあなたしかいなかったけど?」と言うのです。振り返るとそこにはモクチャンスンが立っていたのでした。

そしてジアが自分が乗るつもりだったバスに追いついたところ、バスに乗っていた人は1人を除いて亡くなっていました・・・。

このモクチャンスンですが昔は集落の入り口に立てられていました。魔除けや集落を守る役割をすると言われています。普通はチャンスンと呼ばれますが、木で作られたものをモクチャンスンと呼びます。

私はなぜモクチャンスンがジアを助けたんだろう?と不思議に思ってましたが、裏設定によると「過去、幼いジアは両親の無事を祈ってモクチャンスンにお供え物をしたことがあったから」だそうです。両親がいなくなったのはモクチャンスンがいる集落の近くでした。ジアはお供え物を持って何度かここに足を運んでいたようです。だからおじいさんに化けたモクチャンスンは集落の前まで送ってもらった後でジアに「お礼返しはしたぞ」と言ってたんですね~。

イムギとジアの関係は?

ドラマの後半はジアをはさんでヨンとイムギの対決がメインとなります。イムギとは韓国の伝説に出てくる妖怪の大蛇です。1000年生き続けると龍になると言われ、ドラマでは疫病にかかった者たちが捨てられたチャンサン洞窟で生まれた悪神として描かれます。

裏設定では「アウムは王の7番目の娘として生まれました。しかし宮廷にいた逆賊の計略によりアウムは災難を呼ぶ子とされ、悪神イムギの新婦としてチャンサン蛇窟のいけにえとされました。しかし娘を捨てることができなかった王は蛇窟に行き、娘を救うために何ができるかというイムギの問いに自分の肉体を差し出すことにしました。

かしアウムが父の体の中にいるイムギの存在に気付いたことが分かり、娘を守るために最後の力を振り絞って命令を下しアウムを宮廷から出しました。」となっています。

この後アウムの体にイムギが憑依してイ・ヨンの体を得ようとします。なぜかといえばイムギは成長が速いため永遠に生きる九尾狐のイ・ヨンの体に乗り移ろうとしたんですね。

それを悟ったアウムはイムギを自分の体に閉じ込めたまま死ぬ道を選びます。

そして600年後・・・アウムはジアとして生まれ変わりますが、イムギは二つに分かれていて片方がジアの体に憑依していました。イムギは花嫁のジアを得て完全体となり、ヨンの体を得るのが最後の目的でした。

今回、アウムとジアを演じたチョ・ボアの演技を見て、なぜ今まで彼女のドラマを見なかったのかと後悔するほどでした。特にイムギが憑依しているシーンなど鳥肌ものです!彼女はこういうちょっと過激な演技が上手ですね。

イムギが憑依したジア!

赤い傘の意味

第1話の登場シーンからイ・ヨンが持っている花の刺繍のある赤い傘。イ・ヨンの力が込められており、傘自体も強い力を持っています。妖怪を遮断する時は黒い四寅剣に変化します。 四寅剣は「ザ・キング~永遠の君主」など色んなドラマにも使われていますね。

「ザ・キング~永遠の君主」の四寅剣

ザキング ジアの傘

画像引用:tvN

どんな剣なのか調べてみたところ、寅年の陰暦正月(寅月)の最初の寅日の寅時に作られる剣なので四寅剣というそうです。強い動物である寅の気運が4つもあるため邪悪な気運を退けると伝えられ、実際に朝鮮時代に高宗が作った四寅剣が現在も残っています。

赤い傘は600年前のシーンでも出てきますが、これにも裏設定がありました。

裏設定によると「アウムがイ・ヨンに会いに山へ行ったのは雨乞いのためでした。しかしイ・ヨンはただの女の子の願いを叶えてはくれませんでした。

しかしアウムは毎日イ・ヨンに会いにやってきました。

アウムの願いを叶えた日、イ・ヨンは普通の人間と同じように二度と自分に会いに来ないだろうと思いましたが、次の日もアウムはイ・ヨンのための贈りものを持ってやってきました。

イ・ヨンの赤い服に合わせて準備した赤い傘でした。こうしてアウムは永遠を生きるイ・ヨンに待つことのときめきを、雨が降る日の楽しさを教えてくれる、一日一日を特別にしてくれる存在になりました。」とあります。

アウムの思い出がたくさんつまった傘だからこそ、四寅剣の力を与えて600年過ぎた今も持って歩いているのではないでしょうか。

おすすめOST

「九尾狐伝」のOSTもなかなかのおすすめです。

特にかっこいい音楽が多いので気分が盛り上がりますよ!また、撮影現場の雰囲気を感じることのできるメイキング動画もご紹介します。

赤い傘を持っているヨンが出てくるOST

 

MONSTA Xのショヌが歌うOST

7・8話のメイキング動画

まとめ

画像引用:tvN

イ・ドンウク見たさに見始めた「九尾狐伝」ですが、韓国らしいテーマを現代化した設定でとても新鮮でした。

最後までハッピーエンドか分からないしヨンとジアのどちらかが犠牲になるんじゃないかとドキドキしながら見ましたが、無事にハッピーエンドで終わって本当によかったです!

放送終了後カン・シンヒョPDはインタビューで「続編は色んな条件を満たせばこそ作れるのでしばらく考えてみないといけない」と言っていて否定はしなかったんですよね。人間になったはずのヨンがまた九尾狐として活躍するのか?

ぜひ続編に期待したいです。

イ・ドンウク「九尾狐伝(クミホ伝)」あらすじ・キャスト・動画
2020年、伝説の九尾狐(クミホ)が現代によみがえる!600年間運命の恋人を待つ九尾狐と彼を追うプロデューサー、九尾狐と人間のファンタジーラブロマンス。 こんにちは。totoriです。 「トッケビ~君がくれた愛しい日々」の死神役で人気だった...
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